WordBench の10年

WordBench は9月23日に10周年をむかえると同時に、その歴史に幕を引きます。実は、僕は最初に WordBench を始めた人間で、10年間運営に携わり、また今回のサービス終了を提言した当事者でもあります。僕がどういう経緯で WordBench を立ち上げ、何を考えて運営してきて、今回なぜ終わらせなければならなかったのか、そういったことを書き留めておくことも、もしかしたら後々誰かの役にたつかもしれないと思い、久しぶりにブログらしいことをやってみようと思います。

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7 Lessons Learned from 10 Years of Plugin Development

Last weekend, I attended WordCamp Colombo, which was the first WordCamp ever held in Sri Lanka. It was truly an awesome event with kindhearted people. I’m already looking forward to the next year’s WordCamp in Sri Lanka.

I spoke about some important lessons I have learned from plugin development. Some of my opinions might be controversial. Maybe I should have added “Security” to it. Anyway, here is the slides I used for the speech.

WordCamp Kyoto 2017 で「誰でも使えるプラグイン」についてお話ししました

WordCamp Kyoto 2017 で「誰でも使えるプラグインを作りたい – WordPress プラグイン開発者の視点で考えるアクセシビリティ」というお題でお話しさせていただきました

繰り返し書いてるのでしつこいかもしれませんが、私アクセシビリティの専門家ではありません。いち WordPress プラグイン作者の立場から、アクセシビリティへの配慮の重要性とどうやって学んだらいいかということについて、日頃考えていることやこれまでやってきたことをお話ししました。

アクセシビリティに関する情報は豊富に得られるように思われるかもしれませんが、実際探してみると間違いや古い情報に頻繁に出くわしますし何が一体正しいのだ!という気持ちになることがたびたびです。でも考えてみてください、すばらしいお手本が身近にあるじゃないですか。WordPress コアの実装を参考にアクセシビリティを学んだらいいじゃないですか。というのがお話の本旨です。

お問い合わせについて語らいました

ごぶさたしております。先週末に『問い合わせフォームを考える市民フォーラムふくおか(仮)』という秘密イベントを福岡で催しました。そもそもの発端は長崎に北島さんというひとが居て、問い合わせフォームのプラグイン作っているらしい、という話題がめ組のチャットで盛り上がりまして、じゃあ僕と確認さんと3人で問い合わせフォームプラグイン座談会でもやったら面白いんじゃないかと、そんな話になったのですが、当初 WordBench 福岡としてやろうかという話でしたが僕はどうも内容が濃くなりすぎるんじゃないかと心配になりまして、それじゃ話す方も聞く方もつらいんじゃないかと、それで最終的に10名参加の招待制の秘密イベントとしてやる運びになったわけです。当日の状況は他の参加メンバーのブログや、WP-D の記事などをご参照ください。

WordCamp Fukuoka 2011 の時に確認さんと初めてお会いしまして、「確認画面のある問い合わせフォームプラグイン」を引っ提げて福岡まで殴り込みに来られたのですが、あれから2年、今度は確認さんのプラグインがきっかけで問い合わせフォームプラグインを作り始めた若手があらわれました。僕の確認画面不要論(ほんとうはめんどくさかっただけですが)への反発から確認さんがフォームを作り始めたことを思い出すと、北島さんの登場でまた立場が変わった確認さんが見ていてとても面白かったです。まあそんなことはいいんですが、ともかく今回初の試みで、WordPress の問い合わせフォームプラグインを開発しているという物好きが集まって日頃思っていることを遠慮なしに語るという、どうなることかと思いましたが、いやー、これは楽しいですね!

3人がそれぞれ自分のプラグインの説明をしたり、問い合わせフォームへの思いを語ったりしたのですが、僕は問い合わせフォームの使い方に顕著に見られる文化的な違いについて話をしました。毎日大量のサポート問い合わせを見ていると、国や言語によって傾向にかなり大きな違いがあることに気づきます。特に目立つのがいわゆる『共有SSL』の利用。もう何年も Contact Form 7 のサポートをやっていますが英語で Shared SSL に関する問い合わせを受けたことは記憶にある限り1回しかありません。ところが日本語での問い合わせでは『共有SSL』環境でどうやったら Contact Form 7 を使えるかという質問が頻繁に来ます。最近になってだいぶ減りましたが以前は日本語の問い合わせの2件に1件ぐらいは『共有SSL』がらみだったように思います。『共有SSL』のリスクが意識されず無警戒に使われ続けてきた土壌が日本にはあるのかな、と思いました。

そういう違いがフォーム周りの使われ方には他にも多々ありまして、確認画面というのもその一つだと思っているんですけど、日本のユーザーはどんなに単純で項目の少ないフォームにでも確認画面が必要だと訴えます。特に企業サイトには確認画面が必須であり、確認画面のないフォームなどプロの仕事ではない、などとのたまう方もいらっしゃる、僕はそれはまったくのナンセンスとしか思わないんですけど、それはそれとして、僕が面白いと思うことの一つはどうして問い合わせフォームの使われ方にはこうも特徴があらわれやすいのか、ということです。コミュニケーションに関わる部分だからなのかもしれませんが、あるいは他にも、ガラパゴスの発生条件がひょっとしたらうまく揃っているのではないか。きっとこれは日本だけではなくて、中国には中国の、アラブ諸国にはアラブ諸国のガラパゴス文明がそれぞれ栄えているのでしょうけど、WordPress のユーザー数や僕の観測可能域からどうしても日本が目立ってしまいます。これについてはいつか研究を進めたいものです。

もうひとつは、こういった独特の文化というのは、プラグインの作り手がそれに合わせないといけない、と考えてしまいがちですが、逆に、使ったツールの仕様がユーザーのものの考え方に影響を与えている部分もあるはずで、例えば日々目にするどの問い合わせフォームにも確認画面があったらそれが当然と思うようになる、確認画面がないと落ち着かなかったりするかもしれませんけど、それが無いのに慣れたら別に困りもせず、無いのが普通と思うようになるでしょう。そういうもので、たかがプラグインですけど WordPress は2割くらいのサイトで使われていますから、そこの1%でもシェアが穫れたら、導入数としてはちょっとあり得ないくらいの数字になるわけで、ウェブ全体への影響力は結構なものになるわけですよね。いま現在ある文化に合わせるばかりでなく、むしろ僕らが文化を作っていくぐらいの気概があれば、もっと可能性が広がって面白いこともできるんじゃないか、確認画面にとらわれ過ぎるな、と、未来ある若者たちを唆してみました。今後面白いことになるといいですね。

僕的にはすごく楽しかったのでぜひまたやりたいと思っています。今度は別の角度からかき回してみたいです。長文失礼しました。また来年!

WordCamp Tokyo 2012 でプラグインの有料販売についてお話ししました

土曜日に蒲田で開催された WordCamp Tokyo 2012 に参加してきました。PHP Conference との合同開催とは聞いていたんですが、どでかいホール一室を間仕切りで区切って使うというのは予想外でした。幕張メッセでやってるようなイベントっぽい雰囲気でした。全国から大勢のひとが来ていて、数年ぶりにお会いできたひとも何人か来られていてとても楽しかったです。

いわゆるプレミアム・プラグインの普及が WordPress コミュニティにどのような影響をもたらすかというテーマでプレゼンをさせていただきました。10枚しかないですが、こちらが発表資料です。

以前このブログで Contact Form 7 の永久無償配布を約束しましたように、僕自身は WordPress プラグインやテーマの有料化にははっきりと反対のスタンスです。今回のプレゼンではその理由について、有償プラグインの普及がなぜよくないことなのかをお伝えしたつもりです。利害の分かれる問題でもあるので、いやな気分になった方もいたかもしれません。ごめんなさい。とはいえ、僕はこれが WordPress コミュニティにとって長期的に深刻な問題になると思っているので、嫌われるのを覚悟で敢えてお話しさせていただきました。一回で十分伝わるとは思っていません。今後も機会があればしつこくお話させていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

Update: Ust に録画が上がっておりました。自分で自分のプレゼンは、怖くて見れません。
http://www.ustream.tv/recorded/25417830

福岡アクセシビリティセミナーで多言語対応についてお話ししました

2月18日に九州産業大学で行われた福岡アクセシビリティセミナー Vol.1 で Contact Form 7 の多言語対応と双方向性テキストの処理についてお話しさせて頂きました。

そのときに使用した資料をシェアしますので興味のある方はどうぞご覧になってください。

プレゼンのために調べているうちに自分でも面白くなってきてしまって1時間はしゃべれるくらいにボリュームが膨らんだのを20分枠にむりやり押し込んだので、早口だったしかなりわけわからん感じだったかと思います。伝えたかったポイントは次の2点くらいなのでここだけ覚えていってください。

  • 世界には右から左に書く言語がある (アラビア語、ヘブライ語、ペルシャ語など)
  • 現行のウェブ技術標準に従えば左から右、右から左が混在する双方向性テキストを適切に扱うことができる

参考資料

Cacoo is cool!

Honestly, I used to hate to write documentation. Because I’m not an especially good writer (particularly in English!), I always needed lots of pictures to help supplement my descriptions — and drawing is yet another pain.

Launching PhotoShop and drawing bad pictures with great effort, exporting the drawing to a PNG file, launching an FTP tool, uploading the file to my server, then checking its appearance with a browser, and quickly finding flaws on it — and then having to start the process all over again — that is awful and boring.

Recently, however, this issue has been fixed. I’ve started using a new web application called “Cacoo.” Cacoo is an online drawing tool that I think is greatly suited to creating illustrations for online documentations.

Actually, I have totally switched to Cacoo. I’m doing a great number of illustrations on Cacoo and putting them into my documentation for Contact Form 7. You can see these illustrations on ContactForm7.com.

illustration created with Cacoo illustration created with Cacoo

The image files are served directly from Cacoo, so FTP is no longer required! And it also means that when you update the image on Cacoo, the update is reflected on your site at the same time. If you manage online documentations like I do, I think you will really like this tool.

I heard that the Cacoo team attended the recent WordCampNYC and demoed there, so some of you might have seen them.